年齢を重ねていくと頻繁に同窓会を行いますね。私は現在小学校・中学校・高校・大学、それに部活の同窓会やOB会の代表幹事の役を担っています。
今年は「還暦記念同窓会」を、中学は2月に開催し、高校はこの6月に行います。いづれも同窓会を卒業後5年ごとに開催してきたので、名簿も整理されそのノウハウを築いてきました。
いかに出席した同窓生に楽しんでもらうか。それと学生時代を懐かしみ思い出話ができる場面を作れるか。同窓会の幹事にテーマはここにあるのですね。
ところで「エピソード記憶」のなかの「自伝的記憶」を鍛えていくためには、ハードとソフトの両面で考えていく必要があります。ハードがまさに同窓会の開催や若い頃の仲間が集まる場所を創ることなのです。このハードがしっかりしてこそ、ソフト、つまり過去を懐かしみ思い出話を楽しむ動機が生まれてくるのですね。
これから1ケ月に1度の割合で、同窓生や部活のOBたちが集まり、美味しいものを食べ、ほろ酔い、昔話に花を咲かせ、そして新しい人間関係を再構築するための場を創っていこうと思っています。
このことで、参加者の「結晶知能」を高めていきます。結晶知能は、流動知能と異なり年老いても鍛えることで成長させることができるのです。
私は、同窓生が第二の人生を生きるに際して、この「自伝的記憶」と「結晶知能」が最大のキーワードになると思っているのです。