ライフヒストリー良知

7 ファミリーヒストリー

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7-1 ご両親のライフヒストリー

最近、自分のお父さんやお母さんのライフヒストリーを書いて残したいという方が増えています。

「お父さんが認知症になって、このままだと何も残さず亡くなってしまいそうなので、せめて若い頃に頑張っていた父のことを孫たちに伝えたい。」とか、「お母さんの昔のことを知りたいんだけどわからない。何かいい方法はないですか?」などです。しかし、率直に言ってそのような方々が体験して出来事やその時代に考えたことを確認したり把握するのはまず不可能です。

そういう時は、「お客様のお父さんやお母さんが生きてきた時代のことや体験談、その時の思いなどがまったく聴けないので、私たちライフヒストリアンはお子さんであるみなさまから聴いた情報を基に、そのライフヒストリーを創作しますが、それでもいいですか?」と答えます。自伝を創り出す、いわばノンフィクションとして世に送り出すことになりますね。

作家が昔の英雄豪傑を題材にして小説を書くときは、今に残されている資料を基に、その作家が創造力と想像力をたくましくして文章にしますが、それと同じなのです。それが事実であるかどうかは次の問題です。

有名ならざる無名の人たちの創作自伝があってもいいと思います。そのことで、お父さんやお母さんへの親しみが呼び起こされたり懐かしの気持ちが湧き出てきたり、孫たちのお祖父ちゃんやお祖母ちゃんを尊敬する心が生まれてくるなら、とても素晴らしいことだと思うのです。

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