ライフヒストリー良知

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脳と心の地形図

以前お話ししたように、脳科学は21世紀の世界でもっとも大きな変革をもたらす学問のひとつになることは間違いないでしょう。そうはいっても、まだまだわからないことがたくさんあり、まさに未開拓の分野です。

私は、“ライフヒストリー良知”事業を推進するうえで、脳というものについてもっと知ること、記憶について理解を深めていくことがとても大切だと思っています。

脳科学や心理学に関する書物がたくさん世に出る中で、アメリカのリタ・カーターという医療ジャーナリストが著した『脳と心の地形図』という分厚い本は、脳と心を根本から詳しく解明した優れた脳科学に関する書き物だと思いますね。

この中で「記憶はどのように保存されるか」という項目があります。記憶について実に多くの実証実験の結果やそれに対する考察などが述べられています。脳のどの部位に記憶が存在するか、詳しく述べられ、様々な予測をしています。

記憶が人間にとって、特に中高齢者にとってとても大切な宝物であるなら、「記憶定着のメカニズム」や「記憶を失わない仕組み」をわかりやすく説明していく人も必要でしょう。私たちのその役割をはたしていきたいと思います。

この本だけでなく、最新の脳科学実証に描かれている情報をいち早く収集し、それを咀嚼しながら、誰もがすっと心に入っていけるよう、とてもシンプルに、脳のこと、記憶のことをこのブログでわかりやすく詳しく綴っていきますよ。

アンティ-ク手帳②