ライフヒストリー良知は、口述自伝(ライフヒストリーブック)を作成するためのサポートをしますが、お客様の過去の記憶を呼び起こすことで、脳の活力を高めることも目的としているのです。
ここに榎本博明という心理学の先生が書いた「記憶の整理術」という本があります。
この中で榎本さんは、「過去を振り返って引き出す記憶、これを回想記憶というのだが、これが得意かどうかは過去を振り返る心の習慣を持っているかに関係している。」 と言います。
回想記憶には2つの効用があって、ひとつは、「過去経験をストックしつつ、必要に応じて引き出せるようにときどき反芻していおくことで、現在の情況に適切に対処するためのヒントが得られること」、もうひとつは、「プラスの感情と結びついた過去経験を引き出すことで、自分自身を勇気づけたり、モチベーションを高めるなど、自分の心理状態のコントロールに活かせること」と主張しているのです。
さらに、「未来を展望するためにも過去を回想する記憶が大切」なのだと。
過去の記憶は、必ずしもすばらしく楽しい記憶だけではないですね。たとえそれが苦しく逆境の時代の記憶であっても、そのことを経て今が存在するならば、その記憶を思い起こすことで未来を切り開いていく礎となっていくでしょう。
ライフヒストリー良知は、それを目指していきます。