仕事柄、高齢者の方々と出会いお話をする機会が増えています。その際、その方が生きてきた時代に書かれた物語がほとんど残っていない。確かにアルバムの中に写真はたくさんあります。しかし、その方がそれぞれの時代にどんな思いで生きてきたのか、文字として残っていないのです。
戦争という悲惨な出来事を経て、たいへん苦しい中、今日の日本の繁栄を築いてきた人たちひとりひとりの功績は、とても大きなものがあります。戦後の波乱の人生でいろいろ思い悩んだこと、喜びうれしかったことなどたくさんあったと思います。それを何とか残したい。
私の両親が亡くなってもうかなりの時間がたちましたが、父や母が私たちに心底残したかったことがいったい何なのか、今もわからないのです。本当に悔いが募ります。
この事業モデルを作るために悪戦苦闘し、いろいろ紆余曲折がありましたが、確かな方向性が見えてきました。
この事業を、私の天職として、使命感を持って推し進めていきたいと思います。