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ブレインフィットネスの仮説と検証

「ブレンンフィットネス」の仮説と検証

私達が、口述自伝“ライフヒストリー良知”の制作事業を推し進める大きな目的が、お客様の脳を鍛え最適化する(これを“ブレインフィットネス”という)ことだとこれまで口を酸っぱくして言ってきました。

昔は、歳を取るにつれて脳の機能はどんどん衰えていくことは当たり前のように言われていた。およそ1000億ある脳のニューロン(神経細胞)は加齢によって死滅し、ニューロン同士の結びつき(シナプス可塑性)も弱くなり、記憶力や注意力などが衰えるのも仕方がないことだと。

だけど、1990年代に脳を検索する機械や装置が次々に開発され、脳のことについていろんなことが試されてきました。そして、脳は筋肉と同じように鍛えることができるんだということがわかってきました。歳を重ねるごとにニューロンは確かに死滅するが、鍛えることで新しく生まれてくるニューロンもあります。またニューロン同士の結合も確かに弱くなるが、鍛えることでそれを強くすることも可能です。結合部のシナプスに流れる神経伝達物質も減っていくが、鍛えることで増やすことだってできるのです。

“ライフヒストリー良知”では、「過去を振り返りその出来事を想起することで、脳を鍛えることができる、注意力や記憶力の劣化を防ぐことができる、脳の健康を促進させることができる」という仮説を立てています。医療や介護の業界ではすでに〈回想法〉や〈ライフレビュー法〉などで様々なエビデンスが発表されているけれど、私たちもそれをしっかり証明していこう思っています。

また、これまでの経験上、私たちが顧客の思い出を呼び起こしコミュニケーションをはかることによって、顧客の心の浄化やセラピーにつながっていくことを確信しています。これも科学的に立証していく必要がありますね。

ブレインフィットネスの仮説を立てて検証する。この繰り返しですね。