自伝と自分史はどうちがうのでしょうか?
フランスの自伝学者P・ルジュンヌは、自伝を定義を、『実在の人物が自分自身の存在について書く散文の回顧的物語であり、自分の個人的な生涯、自分の人格の形成の歴史を強調すること。』と言っています。つまり、自伝は「人格の形成の歴史だ」ということが重要で、いわゆる“自分史”とは趣が違ってきますね。
自分史は、一口に言えば、自分自身に対するインタビューですね。その口述の個人的な記録や生きてきた過程を文章化したものであって、基本的にはその文章は自らが書くことになります。
一方、私たちの口述自伝ライフヒストリー良知は、私たちがインタビューしてその人の個人的な記録や生きてきた過程を私たちが書きます。その中にはその人の人格を形成した歴史や出来事などもつぶさに聴いて文章化していくのです。
でも、自伝と自分史の違い・・・・・あまり難しく考える必要はないですね。