改めて「ライフヒストリー良知」とは何か?と言いますと、
1.人々の周りで構成される歴史である。
2.人生を歴史それ自体に組み込んでいくことであり、歴史の範囲を広げていくものである。
3.社会の大多数を占める無名の人々の中に見出していくものである。
4.年老いた人々の尊厳と自信を助けるものである。
5.長期記憶の中の自伝的記憶を呼び起こし、脳機能の低下を防止するものである。
6.セラピーとしての役割を果たすものである。
7.世代間のコミュニケーションと相互理解を推し進めるものである。
8.クライアントとライフヒストリアンとが、ひとつの場所、またはその時代に所属する感覚を育てるものである。
9.より全的な人間を生み出すものである。
10.歴史の社会的な意味を転換する手段を提供するものである。