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伊豆の伊東温泉に行ってきました。

2月24~25日に、伊豆半島の伊東温泉に行ってきました。

私の長男が3年間、仕事でインドネシアのジャカルタに駐在し、今年の正月にその業務を終えて帰って来たのでその「帰国祝い」を家族でやろうということになったのです。長男家族と二男家族が東京が住み、二女家族が川崎に住んでいるため、「できれば関東に近いところの温泉がいいな」という話が出て、二女の「それなら主人の会社の保養地がある伊豆の伊東がいいわ、そこなら料理もまあまあで安く泊まれるから」の一言で決まったのです。

滋賀県からだとノンストップでも5時間、途中休憩を取りながら6時間ちょっとかけて、家内と運転を交代しながらひたすら伊豆に向かて車を走らせました。夜9時に出て着いたのが3時半。伊東で24時間営業のファミリーレストランを探したけど、コンビニばかりでその気配はなし。熱海に行ったらあるだろうと伊東から熱海に向かう途中にひとつ空いている店がありました。そこで6時まで時間をつぶし、朝7時からやっている伊東の日帰り温泉に辿りつき1時間ほどゆっくりとお湯に浸っていました。

10時に二女と3人の息子たち(旦那さんは海外出張のため不参加)と伊東のミカン畑で待ち合わせして、夏ミカン狩りを満喫しましたね。午後に長男家族(奥さんと長男)と二男家族(同じく奥さんと長男)と会い、そのままスーパーに行って夜飲むお酒と肴を買い付けた後、宿泊するホテルに向かいました。

夕食を食べて温泉に浸かり、そして一つの部屋に全員が集まって、買ってきたお酒を飲みながら仕事や家の話、また子供らの小学校時代の思い出話などでわいわいやっていました。

翌日は、孫たちが楽しめるようにと「伊豆グランバル公園」という遊び場がたくさんあるところで思い切り羽を伸ばしましたね。そして昼食を終えて、家内と私は帰路に着いたのです。

男ばかり孫が5人。彼らに何を遺せるのか?ライフヒストリー良知の仕事を始めてから、そのことを考えることが多くなりました。明治時代の思想家内村鑑三は、『後世に遺すべきものとして、お金、事業、思想などがあるが、その中の最大の遺物は「その人の高尚なる人生」だ。』と喝破しています。では、私の高尚なる人生とは何なのか?孫たちの顔を見ながらいろいろ考えていたけれど、数々の挫折をして波乱いっぱいの生き方をしてきたので、『高尚』というのはまったくおこがましい。

だけど、これからの人生、これまでの経験と知識を『智恵』にしてそれを探り当てることを目標として生きていかないとなぁ、と伊豆の旅行の帰り道、運転しながらそう思い浮かべていたのです。

手と本