常々、ライフヒストリー良知や高齢者施設での仕事を通じて、「聞くという行為は語り手の過去の記憶を蘇らせ、記憶を再構築することなんだ。」とつくづく感じています。
しかし、聞くというのは以外と難しいものですね。なかなか人のはなしを落ち着いて、時には我慢して聞くことができない。またその人や話題に対する知識がなかったり、事前に準備ができていないと話が続かず、すぐ途切れてしまいますね。
今までいろいろな経験して、聞くために何が必要なのかを私なりに考えてみました。
①話し手の立場で考える。
②話を映像的に思浮かべながら聞く。
③質問することで共鳴し相手の気持ちに弾みをつける。
④好奇心を持って相手から学ぶ気持ちを持つ。
⑤話し手の言いたいことを明確にし集約する。
⑥時には、話し手の意見に反対することで新たな言葉を導き出す。
⑦話が長引くようだと、途中で中断して話を整理する。
⑧インタビューする場所を変えてみる。
⑨ユーモアや笑いが大切。
⑩打てば響く対話になれば最高。