ライフヒストリー良知

良知の知識と智慧

ファミリーヒストリー / 智慧

《ファミリーヒストリーブック》を作成するための智慧

ひとくちに《ファミリーヒストリー「家族史」》と言っても、人が抱くイメージはそれぞれ異なりますね。今私たちが制作している口述自伝〈ライフヒストリー良知〉のようなホームページ方式で作るのか、一冊の本にするのか、巻物になった家系図のようなものに仕上げるか、はたまたNHKの人気番組『ファミリーヒストリー』のように映像にして後世に遺していくのか?

どんな完成品にしていくのか、そのイメージを持つことですね。そのためには、まず先祖を把握し〈家系図〉を作ることから始めましょう。

では、先祖はどこまで遡(さかのぼ)ればいいか? 民法の定義では、親族とは「六親等内の血族、配偶者、三親等内の姻族」なっています。一世代を25~35年とすれば、六代前とは150年から200年ぐらい前あたりまでが親族の範囲となりますね。

呼び方で言うと、一代上を父母、二代上を祖父母、三大上を曽祖父母、四代上を高祖父母と言います。特定の呼び方があるのはここまで。そこから先は、「五代前の先祖」とか「六代前の先祖」となります。仮に特定の呼び方がある四代前とすれば今から100年から150年前のこと。明治から大正時代ですね。

〈家系図〉を作成した次の段階では《ファミリーヒストリーブック》、〈家伝記〉と言ってもいいと思いますが、を作成することになりますね。これは家族に伝わる伝承や記録を取りまとめたものです。

〈家系図〉自体は、血縁関係を機械的に記したもので作業をきちんとやれば、それほど出来不出来の差はでない。だけど、〈家伝記〉は、その時の先祖の思いや価値観、行動様式などを書き綴ったものであり、またその時代の人と人とのつながりなども記録しており、《ファミリーヒストリー》記録の肝は、この〈家伝記〉にあると言っても言い過ぎではないですね。

これが私たちライフヒストリアンの腕の見せ所になります。

NHKの『ファミリーヒストリー』が毎回視聴者の感動を呼ぶのは、出演する人と先祖との関係が明らかにされ、そのその当時の様子や先祖のものの考え方や行動力、人と人のつながり、或いは人間模様などが克明に表現されているからなのですね。

〈家系図〉と共に《ファミリーヒストリーブック〈家伝記〉》をぜひ、作りましょう!