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友人の決断

先日、中学校時代の友人(女性ふたりと男は私を入れてふたり)と20年ぶりに会って、食事しながら中学校時代の思い出話をしたときのことです。

女性のひとりが、「14年前に乳がんの手術をして人生観が大きく変わった。それで、これまで生きてきていろいろ選択してきたけど、果たしてそれが本当に正しかったのか」と自分自身に問いかけたそうです。

そこで出た結論が、ご主人との関係を見直すことだった。「本当に好きだったのはこの人ではなかった」と、自分に正直になって、すばやく行動を起こしたと言っていましたね。

とても勇気のいることです。普通なかなかできませんが、私や友人たちはその勇気に乾杯しました。

自分に正直に生きるとは、どういうことなのでしょうか。その時の選択や判断は正しいと思っていても、時間の経過とともに心が変わり、過去に我慢したり妥協した行為に対して後悔することは大いにありうることです。

ただ、それをすべてなげうって、新たにやり直していくには相当の覚悟が必要になってきます。まして、自分はひとりで生きているわけではなく、周りの人たちを巻き込むことになるとなおさらですね。

それでも彼女は決断しました。後年、その時の気持ちを文章に書き著してもらおうと思っています。

女性