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流動知能と結晶知能

先日、このブログでIQやEQ(心の知能指数)のことを紹介しましたが、では、知能っていうのは何でしょうね。

ネットを調べると、知能とは、①論理的に考える、②計画を立てる、③問題解決をする、④抽象的に考える、⑤考えを把握する、⑥言語機能、学習機能などさまざまな知的活動を含む心の特性のこと、と書いてあります。

知能には、加齢や認知症によって低下しやすい知能とそうでない知能があります。いわゆる「流動知能」と「結晶知能」です。最近は介護の本にもこれらが掲載されているので、知る人は増えてきていると思いますよ。

「流動知能」とは、脳の成長に比例して発達する知能で、直観力や法則を発見する力、処理スピードなどが含まれ、具体的には計算の速さや文章を丸暗記する能力などを指します。「流動知能」は20歳代で脳の主な成長が止まってしまうと低下していきます。

一方、「結晶知能」は、脳の成長が止まった後でも、経験を積み重ねることによって発達していきます。理解力や洞察力、社会的適応力、コミュニケーション力などの言語能力を基本にした能力で、いわば私たちが社会生活をおくるうえで欠かせない知能のことですね。

「結晶知能」とは、「智恵」と言ってもいいのかもしれませんね。どうやら、知的好奇心を持ったり、いろんな経験を積み重ねることによって、80歳でも90歳でも「結晶知能」を高めることができるようです。

「ライフヒストリー良知」の目的のひとつが、顧客のこの「結晶知能」を高めていくことにあるのです。「流動知能」がどれだけ衰えても、「結晶知能」の輝きはしっかり心の奥に残っているので、それを私たちがしっかり引き出していきますよ。

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