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介護福祉士の試験

先週の日曜日、介護福祉士の国家試験がありました。これを受験するための資格には幾つかのルートがあって、福祉関連の大学や専門学校に通うことのない一般の人たちは、3年間の実務経験と「実務者研修」を受講した証明が必要になります。

試験はそれほど難しくはありません。普通に勉強すれば点数は取れますね。5択の問題が全部で125問。昨年の例だとこのうち6割の75問が正解であれば合格できます。自己採点したらケアレスミスがけっこうあって点数はさほど伸びませんでしたが。

介護福祉士職の目的のひとつに「介護予防」があります。高齢になっても病気にならず介護を必要としない身体と心を作る。現在私が展開している“ライフヒストリー良知」の事業もまさに「介護予防」のひとつなのです。

現在、日本の平均寿命は男性が80歳、女性が88歳ですね。しかし健康寿命は男性が72歳、女性が75歳。つまり男性は8年、女性は13年介護が必要とされるのです。この健康寿命をいかに伸ばすか、要は生活環境であり生活習慣ですね。

バランスの取れた食事をする、適度な運動を行う、ストレスを減らす、睡眠をしっかり取る、そして人とのコミュニケーションをはかる。私はこれを『健康のペンタゴン』と名付けています。

健康にも遺伝的な要素がありますね。今「行動遺伝学」という学問があり今いろいろと学んでいるところですが、「人間の行動と心の働きはあまねく遺伝の影響が現れる」というのが「行動遺伝学」のテーゼで、自分の遺伝的特質を知ることはたいへん重要なことと考えています。ただ遺伝的要素が要素があっても人間は環境に適応しようとする働きがあるのでいかに良い環境を身を置くか、そのための人間関係や知識、習慣が大切なのですよ。

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