ライフヒストリー良知

良知の知識と智慧

心理学ーカウンセリング / 語彙

アイデンティティ

アメリカの心理学者エリク・エリクソンが提唱したえ概念で、「自分は自分でしかない」という斉一性と「過去も現在も未来も自分は自分である」という時間的な連続性が確信でき、さらにそうした自分が社会から承認されていると感じられることで得られる感覚のこと。

ジェネラティビティ

アメリカの心理学者エリク・エリクソンの造語で、生殖性や世代性、生成継承性といった日本語訳がみられる。原義的には子孫をはじめ、何かを生み育て、次世代へと継承していくことへの関心のこと。

老年期(高齢期)

行政的には、一般的に65~74歳を前期高齢者、75~84歳を後期高齢者、85歳以上を晩期高齢者と大きく3つの年齢域に分けている。

ウエルビーイング(well-being)

加齢に伴う環境変化、活動レベルの低下、重要な他者の喪失にうまく対処し、心理的によい状態を維持すること

クオリティ・オブ・ライフ(Quality of life : QOL)

「生活の質」、「生命の質」、「人生の質」のこと

サクセスフル・エイジング

さまざまな喪失を経験しやすい高齢期であっても、それとうまく適応しながら健康で長生きし、満足や幸福を感じられるような年を取ること。

ADL

日常生活動作能力のこと

統合と絶望、英知(良知)

「高齢者は、相対する過去・現在・未来の統合がうまくいかない場合、絶望に至る。これまでの人生を吟味し折り合うことが必要である。その適応をもたらす力が英知(良知)である。」「かつては苦しい経験をした出来事が、年月を経るうちに、ライフサイクル全体の一部分として新しい意味を持つようになる。」「過去の追憶が、老年期において大切な心理社会的機能をはたしている」人は誰でも、過去を振り返り、『その時行った選択や決断を今は変更することはできないのだ』と何とかして受け入れようとし、心のバランスをとるようになると思います。良知によって過去と現在と未来を統合し、希望をもつことができれば、これほどすばらしいことはありません。

発達課題(ハヴィガーストの発達課題)

発達段階

発達段階

乳児期・児童初期

●睡眠と食事の生理的リズムの達成
●排尿や排便の学習
●固形食を摂取することの学習
●歩行の学習
●親ときょうだいに対する情緒的な結合の開始
●正と不正の区別の学習
●性差と性別の適正性の学習
●話すことの学習

児童中期
(学童期)

●身体的ゲームに必要な技能の学習}
●パーソナリティとしての独立と家族のとの結びつきの弱化
●積極的な自己概念の形成
●男と女の適切な性役割の採用
●基本的読み書きや計算技能の発達
●仲間と交わることの学習
●自己及び外界の理解の発達
●価値や道徳観・良心の発達

青年期

●概念および問題解決に必要な技能の発達
●変化しつつある身体の承認と効果的な身体の使用
●男と女の仲間とのより成熟した付き合いの達成
●経済的に実行しうるキャリアへの準備
●行動を導く論理体系の発達
●親からの情緒的独立の達成
●社会的に責任のある行動への努力
●結婚と家庭生活への準備

成人初期

●配偶者への求愛と選択
●家庭を管理する責任をとる
●配偶者との幸福な生活
●就職
●子供巣立たせ親はその責任を果たす
●適切な市民としての責任を取る
●育児
●ひとつの社会的ネットワークの形成

成人中期

●家庭から社会への子供の移行に助力する
●成人としての社会的・市民的責任の達成
●成人のレジャー活動の開始
●満足すべき職業的遂行の維持
●配偶者と自分とのそれぞれひとりの人間として結びつける
●中年期の生理的変化への適応
●高齢者である親への適応

老年期

●身体的変化への適応
●配偶者の死への適応
●退職と収入の変化への適応
●高齢の仲間との親和の形成
●満足な生活管理の形成
●社会的役割の柔軟な受け入れ
●退職後の配偶者との生活の学習

プルースト効果

ある臭いを嗅ぐことによって過去の出来事(記憶)を鮮明に想起する現象。エピソード的な記憶は生き生きとした情動が伴うことが特徴。

レミニセンス・バンプ

高齢者に絵や言葉を見せて、或いはにおいなどを嗅いで、それにまつわる過去の出来事を思い出してもらうと10~20代で体験した出来事が最も多く再生される。

イド、自我、超自我   

精神分析学者フロイトによって提唱された精神構造を3つに分けた概念。  
(1)イド
人の精神エネルギーの源泉に当たる。 イドは快楽原理に基づいて、本能のままに「今すぐあれがしたい」「これがしたい」という欲求を出して満足を求める。  
(2)自我
本能的な欲求を現実にあった形にする役割や、その欲求をかなえるために必要なプランを立てるなどといった準備行動を作り上げる。理性的にイドをコントロールする。 例えば「嫌いな仕事でも家族の生活のためだ」と思い仕事を続けることは自我の働きによるもの。
(3)超自我
常に道徳的、意識的であろうとする部分。例えば子どもは親から叱られたり褒められたりすることで、行動の善し悪しを学ぶ。 幼い頃は親の判断基準に従っているが、成長するにつれ「これをやっては他人に迷惑がかかるからやってはいけない」と自分で判断できるようになるような意識。 

超自我は自我の意識よりも強くイドを律する。自我はイドと超自我の間に立つ調整役。  

カタルシス

精神の浄化

ラポール

信頼関係