ライフヒストリー良知

2-2-1 自伝的記憶を思い出す方法

(1)手がかり法
みなさまの自伝的記憶を思い出すため、単語や写真、匂いや音楽などを提示する方法です。例えば、「水」という単語を言ったら、みなさんが昔「水」にまつわるどんな体験をされたのか、あるいは懐かしい昔の写真を見せて、この時の一緒にいた人や情景などを思い出してもらう方法なのなのです。


(2)
日誌・日記法
昔書いた日記や日誌が残されているなら、自伝的記憶とそれらを照らし合わせて、記憶の正しさとか間違いを確認することができます。その時何をしていたか、考え方や感情はどうであったか、その記録が手がかりとなりますから。


(3)
ライフヒストリー語り法
これまでの人生を振り返って、自らのライフヒストリーを語ってもらう方法ですね。これが、まさしく現在私たちがライフヒストリー良知において事業展開しているものです。私たちライフヒストリアン良き聴き手となり、みなさまと面談します。みなさまの人生を〈誕生〉〈幼少期〉〈学生期〉〈青年期〉〈壮年期〉〈老年期〉などの各時期に分けて、それぞれの時代に起きた出来事や体験したエピソードを語ってもらうのです。